アトピー肌の方はメイクをするのも痒みやカサつきが気になって不安な事が多いのではないでしょうか?
メイクのポイントや、注意したい点を解説いたします。
洗顔やメイク落とし、化粧水選びにもコツがあるので、アトピー肌に悩んでいる方はご覧になって下さい。
アトピー肌に一番大事な事とは一体何なのでしょうか?
アトピー肌に優しいメイクとは?負担が少ないやり方をご紹介
アトピーは体に出ると痒みが出たり、カサついたりして辛いものがありますね。
体でも辛いのに、お顔に出てしまうとメイクはどうすれば良いのか悩む所です。
アトピー肌の方のメイクで大事なポイントをまとめました。
アトピーがひどくてもメイクして良いの?
アトピーと一口に行っても、個々で症状や程度が違うので一くくりにする事はできません。
ですがとてもアトピーがひどく、お肌が炎症している時はファンデーションを塗るのを控えるのが良いですね。
眉毛、口紅程度にとどめておくのが無難でしょう。
物足りないと感じるのならばマスカラを加えても良いですね。
アトピーがそこまでひどくない方は、メイクをしてもOKです。
しかしリキッドファンデではなく、パウダータイプのものをチョイスした方がお肌への負担は少なく済みます。
アトピー肌の方はできるだけお肌に優しいメイクグッズを選ぶようにしましょう。
アトピー肌に優しいメイクの仕方
アトピー肌の方はメイク前のスキンケアを一層念入りにするのが◎です。
成分の強いリキッド、クリームファンデをがっつり塗ったり、保湿をいい加減にしているとアトピーが悪化する恐れがある為です。
スキンケアの段階で保湿を念入りにする
洗顔をしたら、化粧水などでスキンケアをしますがこの工程を丁寧に行いましょう。
化粧水をたっぷり塗ったら乳液でお肌の潤いをキープさせます。
よく乳液を塗らない方がいらっしゃいますが、絶対にNGです。
乳液を塗らないとせっかくの化粧水の潤いが蒸発してしまうので、必ず付けるようにします。
ベタつきが苦手な方はライトタイプ、サッパリタイプなどをチョイスすると良いですね。
アトピー肌の方は普通肌の方に比べて乾燥しやすい傾向があります。
乾燥するとメイクが崩れるばかりではなく、アトピーも悪化して痒みやカサつきが出てしまう場合があります。
また、スキンケアでしっかりと保湿をするのはその後にお肌に塗る化粧品の成分からガードしてくれる働きもあるんですよ。
化粧水や乳液もアトピー肌用、敏感肌用の物を使うとよりお肌には優しいですね。
刺激を感じる化粧水などは避けましょう。
敏感肌用の化粧下地をチョイス
ファンデーションの前に敏感肌用の化粧下地を薄く塗っていきます。
あまり塗り過ぎてしまうとメイク崩れの原因になりますし、お肌に負担もかけてしまいますよ。
紫外線カット機能付きの化粧下地を選ぶと、シミやシワの元が防げるだけではなく、敏感なアトピー肌を紫外線からガードしてくれます。
アトピー肌の方は紫外線を浴びたり、日焼けをしてしまうとアトピーが悪化するので、紫外線ケアは年中行いましょう。
化粧下地はこれから塗るファンデーションとお肌のクッションの役割を果たします。
お顔の内側→外側に薄く丁寧に伸ばします。
パウダーファンデはサッと薄く
アトピー肌の方は、アトピーをカバーしようとしてファンデーションを塗り過ぎてしまう傾向がありますが、これは避けたいものです。
ファンデーションの厚塗りは若々しさが失われてしまいますよ。
そればかりではなく、メイクが崩れるスピードが速くなりモチが悪くなります。
サッと薄くベールを描けるように伸ばしていくのが理想ですが、どうしても厚塗り感が出てしまう場合はスポンジパフではなく、大きめのブラシで乗せると良いですよ。
目の下のクマやニキビ跡などをカバーしたい時はコンシーラーを部分使いして、全体のベースメイクは薄く仕上げるのがコツです。
そうする事でメイクのモチもアップして、変に厚化粧にりません。
もちろんアトピー肌への負担も少く済みます。
洗顔やメイク落としでもアトピー肌はダメージを受けます
毎日行う洗顔やメイク落としも間違ったやり方をしているとお肌にダメージが蓄積されます。
アトピー肌はとてもデリケートなので、洗顔やメイク落としの時も刺激と負担を与えないようにしなくてはなりません。
お肌に優しい方法を知って、アトピー肌を健やかに保ちましょう。
メイク落としにかける時間は1分以内!
1分じゃメイクがきちんと落ちない、と言う声も聞こえてきますが長時間メイク落としをするのはアトピー肌には負担が大き過ぎます。
マスカラ、アイライン等の落ちにくい部分は専用のリムーバーを使い丁寧に落とすのが◎です。
綿棒やコットンを使うとやりやすいですよ。
クレンジング剤も気持ち多めに使うのがアトピー肌には優しいです。
少なすぎると摩擦が生じてしまい、刺激となってしまいますよ。
指先で円を描くように馴染ませてできるだけ手早く終わらせます。
ゆすぐ際は少し冷たいと感じるお湯(32度位)で30回はゆすぎます。
そんなにゆすぐのか、と思われるかもしれませんがクレンジング剤がお肌に残っているのはNGですよ。
クレンジング剤には界面活性剤というあまりお肌には良くない成分が含まれています。
これはどのクレンジング剤にも大なり小なり含まれているものなので、メイク落としをゴシゴシと時間をかけてするとどうしてもお肌がダメージを受けます。
専用リムーバーと一緒に使う事で1分以内でもメイクは落とせますよ。
洗顔は泡が命
洗顔をする際は、できる限り泡を立たせましょう。
泡がお肌との間にクッションを作るので、敏感なアトピー肌の方でもトラブルが起きにくくなります。
泡のまま出てくるタイプの洗顔フォームもありますが、泡立てネット等を購入すると濃密な泡が簡単に作れますよ。
イメージとしては、洗顔フォームのCM位にもっこりと泡立たせるのがポイントです。
洗顔をする時も、泡を間にして直接手でお顔を擦らないようにしましょう。
泡が毛穴の奥まで入り込み、皮脂や汚れを絡みとってくれるので優しく撫でるような感覚でOKです。
洗顔もメイク落とし同様時間をかけ過ぎるのは良くありません。
でも泡が残らない様にゆすぎはきちんとしましょう。
洗顔は泡さえ立たせればそんなに抑えるべきポイントは有りません。
優しく、擦らない事を忘れずに行いましょう。
保湿を重点に化粧水をチョイス
ドラッグストアに行けば数え切れない位化粧水が販売されています。
アトピー肌の方はまず保湿できるかどうかをポイントに化粧水を選びましょう。
保湿や潤いはアトピーを鎮静化させる効果も望めますし、メイクのもちもアップさせてくれますよ。
どんな風に化粧水を使うと潤うのか?
化粧水は少ないと潤いも不十分になってしまいます。
たっぷりと塗り込む事が保湿のカギを握っていると言っても良いでしょう。
少なくても3回はボトルから出して塗り込むのが◎ですよ。
パシャパシャとパッティングするのはアトピー肌の方には刺激となってしまうので、手の平で優しくハンドパックします。
乾燥していると感じる部分にはもっと塗り込んでも良いですね。
化粧水に関して注意するポイントは以下の通りです。
- 中々乾かない化粧水は浸透率が悪いので保湿には不向き
- セラミドと言う成分が保湿力が高いので、成分表を確かめる
- 塗る時は刺激や摩擦を避ける
洗顔後やお風呂後はなるべくすぐに化粧水を付けるのも大事です。
しばらく経ってから付けていたのでは、その間にお肌が乾燥してしまいアトピーの悪化も招いてしまいますよ。
内からの保湿も重要
保湿や潤いは良い化粧水を使っているからできるものではありません。
水分不足の方はお肌まで潤いが行き渡らないので、水をマメに飲むようにしましょう。
日中は昼休憩の時に1杯飲むだけ、これでは少なすぎます。
マイボトルを持ち歩くのも良いですね。
しかし度を越して水分を摂るのはむくみの原因にもなるのでいい加減の量にしておきましょう。
乾燥は全ての元凶です。
アトピー肌が痒い、カサつく、メイクのり、持ちが悪い方はまず保湿を見直してください。
危険!アトピー肌の方には向かない添加物
化粧水や化粧品には添加物が含まれています。
できるだけ添加物フリーなものをチョイスするのが望ましいですね。
代表的な添加物がいかにアトピー肌に悪いのかを見ていきましょう。
鉱物油
成分表にはミネラルオイルと記されている事が多いです。
ミネラルオイルという名前を聞くと何だかお肌に良さそうなものだとイメージしてしまいますが、実際は違います。
石油が原材料になっている事に違いは無いので、決して天然の成分ではありません。
鉱物油を含んだ化粧品は水で洗っただけでは落ちないので、クレンジング剤を付けてオフする必要があります。
中には落ちにくいものもあるので、どうしてもお肌を擦る事となり、アトピーは悪化していくのです。
クレンジングが不十分で鉱物油がお肌に残っているままなのも問題ですね。
お肌の上で酸化してしまい肌荒れだけではなくアトピーを悪化させる恐れがります。
成分表にミネラルオイルと記されているものは注意をしましょう。
エタノール
エタノールが入った化粧水などはヒンヤリした感じがするので、夏場に多く出回ります。
スッとした感じが気持ち良いと、わざわざエタノールを好む方もいらっしゃいますが、アトピー肌の方は避けましょう。
スッとしたヒンヤリ感=刺激なのでアトピー肌の方には成分が強すぎるのです。
刺激を与えてしまうと、それが原因でお肌の潤いが失われてしまい乾燥を招きます。
そうなると当然アトピーも悪化してメイクも綺麗にきまりませんよ。
防腐剤
アトピー肌の方が防腐剤入りの化粧水を使うと、すぐに症状が悪化する程良くない成分です。
普段はアトピーが軽い方でも防腐剤に拒否反応やアレルギーを起こして、肌荒れやアトピー悪化に見舞われますよ。
成分表をよく確かめて、防腐剤入りのものは使わないのがベストです。
界面活性剤
アトピー肌の方は、お肌が炎症をしていたり、目には見えないけれど小さい傷が付いている状態です。
そこに界面活性剤が入り込むと炎症や傷に悪影響を及ぼします。
その他にも、外からの刺激などに対して弱くなってしまい益々アトピーが悪化するでしょう。
せっかく潤い等で自分のお肌をガードする機能があるのに、それを界面活性剤で失わせてしまうはもったいないですよ。
新しい化粧水を使う時はパッチテストが有効
アトピー肌だから、この化粧水が自分に合うのか不安だと感じる場合はまずパッチテストをしましょう。
これをするだけでアトピーが悪化してしまう事を防げます。
不安を感じる場合は面倒でもパッチテストをおすすめしますね。
パッチテストのやり方
試したい化粧水をガーゼに付けたら二の腕に貼り付けます。
絆創膏を使うとやりやすいですよ。
その状態で2日間様子を見ます。
その間に皮膚に赤みが出たり、痒みを感じる事があればその化粧水は刺激が強く合わないという事になりますね。
二の腕は皮膚が薄くデリケートなので、パッチテストをするのに適している場所です。
また、化粧水以外のシャンプーやボディソープもパッチテストを行うとより安心でしょう。
その際は精製水で100倍に薄めたものでテストします。
3日経っても異常が見られなければ、ひとまずは安心ですね。
パッチテストで注意したい事
パッチテストはあくまでもセルフで行う簡単なテストです。
付ける化粧水の量が少なかったり、きちんとお肌に密着できていないと正しい結果が出ません。
逆に多く付け過ぎてしまうと、二の腕がひどくかぶれたりする危険性もあります。
また、パッチテストの途中で痒みなどが我慢できなくなった場合はすぐにテストを中止して患部を洗い流しましょう。
きちんとしたテストをしたい場合は病院で行うのが間違いなく安全性も高いので、おすすめです。
まとめ
アトピー肌の方は、メイクにもスキンケアにも保湿が大事だと言う事が分かりました。
潤いや水分がお肌から失われると様々な肌トラブルを引き起こしてしまいます。
また、刺激や摩擦も避ける様にするとアトピーも悪化しにくくなり、しっとりした状態に近づく事ができます。
化粧水もブランド名や値段だけを見るのではなく、パッケージの裏の成分表をよく見て購入しましょう。
アトピー肌は悩まされる事が老いですが、上手に付き合っていく事ができればお肌も元気に調子よく過ごす事ができますよ。
*アトピーに効果抜群!アレルナイトプラスの実際に試用した効果とは?